相当の年月や距離を後にした安い中古車
2011年08月15日
国産メーカーは、もちろん日本人のこの気質に合ったクルマ作りをしている。メカニズムの手入れは2年に一度、車検の時に最低限でOK、を目指している。日本人は一台のクルマに乗る期間が概して短く、新車からせいぜい5〜6年も乗れば恩の字だ。現代の国産メーカーの技術をもってすれば、その程度の期間ならこれは難しい話ではない。ただし、これは言うなれば使い捨てを前提とした作りである。おかげで買い換えが進み、日本経済も伸びる、と言えばそれはたしかだが、もうそれは通用しない世の中になっているのではないだろうか。150万円のベンツに代表される中古輸入車は、そうした日本人の非常識を矯正する教材たりえる存在だ。ベンツに限らず、新車から相当の年月や距離を後にした安い中古車でも、それなりのメンテナンス、つまり修理や気遣いをすれば、その魅力や価値をいつまでも堪能できる、それが輸入車だ。国産車のような使い捨て感覚ではなく、手入れという自己責任の元に長く乗ることを前提に作られているからだ。
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