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大学で機械工学を学んでいる

2011年06月15日

週に一、二回の授業でできることは限られていますが、初めは苦痛でも毎日毎日問題を解く習慣をつけることが大切です。意識して、彼の現在の力でできる簡単な問題をたくさん出していきました。時々彼はこんなことを言いました。「別に大学なんか興味ないから、高校を卒業したら就職するんだ。車が好きだからガソリンスタンドで働きたい。とりあえず高校は卒業しといたほうがよさそうだからがんばるけどさ…」その後、個別指導塾で授業を進めていくと、実は数学や物理だけは昔から好きだったと話してくれました。確かに、指導をしていても理解力そのものは高いと感じていました。そして、いよいよ定期テストを迎えました。前回は三〇点を切っていましたが、今回は六七点て、見事に平均点までたどりついたのです。入塾の目的であった赤点を避けることができたのです。そのうえ、次の試験では数学がクラスで七番になったのです。進級も危うかったはずの彼が、3年生になると大学に進みたいと話すようになりました。かなりの猛勉強をしました。宿題も忘れることがなく、自分でどんどん前に進めていくようになりました。大学入試の直前の段階では、彼も私もかなりの自信がありました。あのヤンキーのような格好で現われた彼が、いまは第一志望だった大学で機械工学を学んでいます。

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